はじめに
この度、メタナカジマコミュニティは、松山市が新たに設立した産学官連携組織「まつやま未来コネクト」への参加を正式に決定いたしました。この参加により、私たちが目指す中島への来島者増加と六次産業構築による島おこしの取り組みが、より一層加速することが期待されます。
「まつやま未来コネクト」について
「まつやま未来コネクト」は、2025年4月1日に設立された産学官連携組織で、松山市の第7次総合計画の将来都市像「人、まち、仕事がつながる交流拠点『SETOUCHIまつやま』」の実現を目指しています。企業、教育機関、NPOなど多様な主体が参画し、地方が抱える様々な課題の解決に向けて新たな価値を創出することを目的としています。
この組織は「まつやま人口減少対策推進会議」と「松山市SDGs推進協議会」を発展的に統合したもので、現在約90の団体が参加する大規模な連携プラットフォームとなっています。
参加の意義と期待される効果
1. 地域課題解決への貢献
中島が直面している人口減少や産業振興の課題は、瀬戸内海の他の島嶼部や地方都市に共通する問題です。「まつやま未来コネクト」での連携を通じて、これらの課題に対する実効性のある解決策を見出し、実証していくことができます。
2. 六次産業化の加速
私たちが推進している中島産柑橘を活用したアロマオイルや甘平ジュースなどの六次産業化プロジェクトが、より多くの関係者との連携により発展することが期待されます。特に、デジタル技術の活用や分野横断的な取り組みによって、事業の社会実装が促進されるでしょう。
3. 実証事業支援の活用
「まつやま未来コネクト」では、地域課題解決につながる先進技術や新たなアイデアを用いた実証事業に対する補助金制度が用意されています。これにより、私たちが構想している革新的な島おこしプロジェクトの実現可能性が大幅に向上します。
4. ネットワーク拡大とコラボレーション創出
約90の多様な団体との連携により、これまでにないコラボレーションの機会が生まれることが期待されます。テントサウナ体験、空き家活用プロジェクト、関係人口創出の取り組みなど、私たちの活動に新たな視点と力が加わることでしょう。
今後の展開
短期的な取り組み
- 他の参加団体との情報交換と連携可能性の探索
- 中島の地域資源を活用した実証事業企画の検討
- デジタル技術を活用した来島者誘致策の開発
中長期的なビジョン
- 中島モデルとしての成功事例創出
- 瀬戸内海の島嶼部全体への波及効果
- 持続可能な地域経営システムの構築
おわりに
メタナカジマコミュニティは、中島の豊かな地域資源を守り続けながら、リアルとDXを活用して島と世界をつなぐことを目指してきました。この度の「まつやま未来コネクト」への参加により、私たちの活動がより大きな意義を持ち、多くの方々と共に持続可能な未来を創造していけることを確信しています。
引き続き、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。